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カメラバッグはカメラバッグだった

普段使いをしつつ、必要な時にはカメラを持ち運ぶ。そんな考えでトートバッグ型のカメラバッグを買ったのは7月初めのこと。普段は内部の緩衝パッドを外して、普通のバッグとして使います。使い勝手などは予想した通りにはいかないものですが、このバッグは想像以上に使いやすいと思っています。購入後は、出掛ける時にこれを選ぶ機会が非常に増えています。思えば、トートバッグってオマケやらノベルティなどでもらったペラペラのもの以外は手にしたことがありませんでした。使ってみて、トートバッグって使いやすいんだな、改めて思っています。

ところで、このトート型カメラバッグは、「カメラバッグに見えないカメラバッグ」なんてコピーが付けられています。最近はいくつかのメーカーで、この「カメラバッグに見えない…」を売りにするような商品がでています。で、ちょっと考えます。カメラバッグって一体どれだけの人がカメラバッグと認識できるものなのか。カメラに関心がない人は当然カメラバッグをカメラバッグと認識しないはずです。となると、「カメラバッグに見えないカメラバッグ」は当然カメラバッグとはどういうものかを知っている人にしかわからない概念になるはずです。

今日中古のレンズを買いました。そのトート型カメラバッグで出掛けました。会計済ませてから「包装はいらない」と店員さんに告げたら、「そのバッグ、カメラバッグですよね」って確認されました。つまりそういうことです。カメラバッグがどういうものか知っている人にしてみれば、「カメラバッグに見えないカメラバッグ」もカメラバッグにしか見えないのではないでしょうか。そう思って自分の買ったティムコのバッグを見直してみると、やっぱりどこをどう見てもカメラバッグでした。