ある講演での話を思い出していた
日本学生野球憲章とやらで高野連が、無茶苦茶やってます。特待生の問題です。中間報告とやらが今日出ましたが、373校が特待生制度を認めたとか申告したとか。時代遅れの考えを上意下達で押しつけ、それが清く正しく美しいものだと本気で考えるこの高野連のアホのやり方に関しては、各方面から批判的な意見集中です。ここで野球だけ特待生云々なんて意見を書くのは、もうほうぼうで書かれていることなどでそれは止めときましょう。時代遅れの考えに支配されている将来有望な野球少年たちのことが、かわいそうで仕方ありません。
かつて、サッカー協会の岡野秀一郎さんの講演を聴いたことがあります。もう7〜8年も前のことでした。「学生スポーツと企業スポーツ」がテーマでした。その中で、野球の話に触れた岡野さんは、高校野球を経験しなければプロの野球選手になれない現状を憂いていました。サッカー関係者が野球の話を、しかも否定的なことを言うと内容はともかくそのことだけに食って掛かるような人がいます。でも、学生スポーツと企業スポーツだけに頼っているスポーツは、今後危ないという趣旨の発言は、妙に心に残りました。その後、一部の企業スポーツは成り立たなくなったという事実があります。変わらなくてはいけないのに変わろうとしない高野連の姿をニュースで見聞きして、この時の岡野さんの言葉を思い出していました。