« 唯一の問題は耐久性 | メイン | ストレート勝ち »

KissD X登場だぜぃ

060824a.jpg KissDの新型登場です。この新型の売りは色々ありますが、イメージャーが1000万画素オーバーになりました。そして、キヤノンもついにセンサーに付着したゴミを超音波でふるい落とすシステムを採用しています。ざざっと仕様をチェックしてみました。初代KissD(持ってます)は、「これで撮れば安心よ。ヘタにいぢらないでね」そんなメッセージを持ったカメラだと思っています。つまり、ある程度カメラ任せにしつつ、肝心な部分は自分でコントロールするという使い方が苦手なカメラという意味です。特にAFのコントロールには不満を持っていました。シビアにピントを合わせたい時は、MFを多用していた僕でした。

 KissD Nでコントロールの幅が増えましたが、KissD Xではさらに使いやすくなったようです。それでも、カメラおまかせモードをきちんと残しているというのは、キャノンらしいというかKissDの存在価値を残していると評価できます。ペンタックスのK100Dやソニーのα100、そしてニコンのD80といった機種が話題が集めていますが、KissD Xの登場はこうした他機種の存在感を薄くしちゃうような気がします。そうそう、キヤノンのオネエサンは「きっす・えっくす」って呼んでました。僕もこれからそう呼びます。
 
 ところで、1000万画素オーバーの1010万画素ですが、このセンサーがKissDに採用されたということは、他のAPS-Cサイズのカメラにもこのセンサーをベースにしたものが早晩搭載されるのは間違いないことです。つまり、このKissXの登場は、EOS30Dを今買うべきでないというメッセージに他なりません。でも、今春出たばかりの30Dだし、今すぐ新型出るとは思えないし、一体どうなるのか興味あります。1D Mark2Nだって、KissDよりも画素数少ないままにしておくことはあり得ないし、この先の展開は見守るしかないようです。まさかと思って、カメラの通販サイトを回ってみたら30Dが品薄になっています。これは単なる偶然かも知れませんけどね。しっかし、D80の話題性を発売日前に奪っちゃうキヤノンのこうしたぶつけ方、容易に次なる機種への展開が予想できちゃうやり方。やっぱ、違いますね。勝ち組のやることは。