モナリザ関係なかったし…
久しぶりの映画館です。ダ・ヴィンチ・コードです。やっぱり、そろそろ上映が終わろうかという時期に観てきました。一応、モナリザなんかを貼っておきました。ところで、結構僕はヒストリカル・ミステリーって好きなんですよね。だから、この作品はいつ観ようか頃合いをはかっていたところです。トレーラーや公開前のTVなんかでは、「ダ・ヴィンチが自ら絵画に残した、歴史を揺るがす暗号とは?」みたいな文字が躍っていました。160分、ちょっと長いので途中寝ちゃうことのないようにしなくてはいけません。
で、見終わった感想です。?です。歴史を揺るがす暗号って、「最後の晩餐」のヨハネがマグダラのマリアだった、その部分のことなんでしょうか。それのどこがコードなのでしょう。この壁画は確かミラノの修道院からの依頼で描かれたはずなのに、ダ・ヴィンチが依頼を受けなかったらどうしたんでしょう。そんなことをスクリーンに突っ込んでました。もちろん、声には出せません。「そりゃオマエ、単なる推測に過ぎないだろうが。それにマリアだからって、その後の論旨の展開は無茶苦茶だろうが」って。他には、いくつかのダ・ヴィンチの絵を単に紹介するだけみたいに出しているだけ。まさか、これだけ?、なんて思いっきり首かしげていました。ダ・ヴィンチ関係ないじゃん。ただ、ミステリーとしてはとってもおもしろく観れたのは事実です。怒りや憤り、1800円を損したという虚しさ、そんな感情とは無縁でした。楽しめたのは事実です。それでも、エンディングには失笑でしたけどね。タイトル変えれば、文句なくいい映画、そんなところでしょう。
何年か前から、映画の原作を読む楽しさを覚えました。先に原作を読むこともあれば、映画を観た後読むこともあります。ダ・ヴィンチ・コードを観終わった後、これは原作を読まねばならん、そんな気分になって帰り道書店に寄りました。ホントにこんなストリーなのかしらん、それを確かめたいという欲求に支配されていました。でも、映画公開に際してそれ用のカバーの本ばっかり。これって、なんか気恥ずかしいんですよね。結局、そこでは買わずに中古本のお店で、映画とは関係ないカバーの本を買って帰りました。