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最初のグルグル

 僕はQTVRを作ります。初めてQTVRというものを知ったのは、もう何年も前のことですが、インターネットのクルマ関係のサイトを集めたムックを編集していた時のことです。ちなみにNetscapeが3.0だった頃ですから、相当昔です。ついでにもうひとつ書いちゃうと、この時初めて自分の金で自分のために使えるMacを買いました。話が途切れちゃいました。確かBMWのサイトだったと思います。室内を見渡すQTVRを見た時、仰天しました。その使い方やらは色々と検索してみましたが、すぐに自分には無理ぢゃと自分で作るのは諦めていました。

でも、その後も色々なサイトでQTVRを見たものでした。 どうもデジカメってものを買う踏ん切りが付かない僕でしたが、2001年にCanonのPowerShotのAなんとか(忘れた)ってのを買ったのですが、付属するソフトのPhotoStitchにビックリ。QTVR作れるぢゃん。で、俄然勉強というか色々と調べてみたのです。いかん、そのAなんとかではスペック的にまずい。てなわけで、EOSライクな操作性が売りのPowerShotPro90なんてものを買ってしまったわけです。ここで、Coolpix990なんかを買っていたら今と状況はすっかり変わっていたでしょうが、とにかくPowerShotPro90で僕のQTVRが始まりました。
 
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とはいえ、当時はKaidanとかの雲台を買うでもなく、ぶっ高い専用ソフトを買うでもなく、ひたすらチープなQTVRを作っていました。その時自分で組み上げたセットがこれです。一番下には今は亡きマイネッテのパノラマ撮影用の回転ディスク、3000円ぐらい。当然クリックストップ機構なんかありません。その上には、ベルボンのマクロスライダー。ちょっと高価でした。確かに4000円ぐらい。で、そこにブラケットをふたつかませたもの。あっ、ちゃんとバブルレベラーも付けてます。これは当時家にころがってたもの。マクロスライダーもQTVRを作ろうと思う前に買っていたものですから、事実上は4000円ぐらいでできたセットです。これとPowerShotPro90の組み合わせでいくつものQTVRを作りました。ちなみにPowerShotPro90とKissDがほぼ同じ大きさなので、KissDをのっけて撮ってますが、この状態ではノーダルポイントは合っていません。写真を見てわかっちゃた方、どうか突っ込まないでください。